定点観測   2016.4.7
新宿遠望28
玉川上水28
春花壇
毎年この時期に、全く同じアングルで撮影し続けてきた場所があります。
今年もその写真をアップします。新宿の高層ビル群と満開の桜の構図です。
実は数年前にソメイヨシノの樹齢は60年と聞きかじりました。 
以下、孫引きの細切れ知識をまとめてみると、旧上駒込村染井(現東京都豊島区駒込)で、大島桜江戸彼岸桜を交配させて誕生したのが最有力な説とされています。万葉集などの題材にもなっている自生種などとくらべると、日本の桜の代表的存在でありながら、生まれてから百数十年しか経っていないサクラです。
20年程度で木の横の広がりが20メートルを超える成長の早さから短期間で名所を作れて、花弁が5枚一重なのでボリュームが出て花見にいい、苗木が安い、などが有力な理由でソメイヨシノは一気に全国に広まりました。
一方で、病気に弱い性質を持つソメイヨシノ。折れた枝や枝の切り口から幹を腐らせる菌が侵入しやすく、樹齢50年を超えると幹の内部が腐ることから、「60年で寿命を迎えてしまう」という説もあります。また、種で増えることができない園芸種のため、自然に新しい木が増えることもありません。
敗戦後からの復興や東京オリンピックに合わせて植えられたものが多いことを考えると、この先が心配です。
少し話はそれますが、気象庁が桜の開花予想の基準としているのもソメイヨシノです。
まあ、ざっとまとめるとそんな事が書かれていました。

そう言われてみれば今年のソメイヨシノの桜は、何処を眺めても、花の色が例年よりも薄いような気がしたのは私だけでしょうか。それに、苔のはえた幹が一段と多くなり、その枝が随分と黒く、「あれ」と思いました。
吉野や嵐山の山桜、どっしりとした彼岸桜などと比べると人工増殖のソメイヨシノは、大分貧弱ですが、それでも満開になって散り始めると同時に、若葉が芽吹き始めて新緑の葉が混じります。私はその景色が大好きです。桜の開花状態を示す指標の一分咲き、二分咲きと言うように、葉桜では葉と花の割合を示す言葉として満開以降は一分葉桜から、六分、七分葉桜と順次呼び、桜の花びらが全て落花し樹木全体が新緑の葉で瑞々しく艶を帯びた状態を「葉桜」と呼びます。それ以降の時期で単に葉が茂っている状態の桜を葉桜と呼ぶことはないそうです。
「葉桜」の季語は「初夏」に属します。季語としては随分と期間が長いし、葉桜を詠んだ俳句や短歌は多いのですが、読み手の心象である、花が散ったこととその後に湧き立つ生命力のたくましさを同時に表現するのは難しく、「葉桜」の秀歌は少ないようです。
俳句ですが、「葉桜はつまらぬものよ隅田川 子規」とはあまりに素っ気ないものもあります。

ところで「姥桜のような女性だ」という言葉を聞いて、どんな印象を持ちますか?
彼岸桜や江戸彼岸など葉が出るより先に花が開く桜の通称を「姥桜」といいます。
桜の花が散るまで枝に葉をつけない特徴の桜です。本来は「葉がなくても美しい、歯なし(=老いて)でも年齢を重ねた美しい女性」という意味でしたが、「歯がない=入れ歯が必要な老婆」とそこだけが強調され、最近では年齢に似合わず若づくりをしている年増、老女をからかい気味にいうことが多くなったようです。
しかし本来の意味を知ったからと言って「あなたは姥桜のようです」と使ったら、不興を買いますのでご用心!!
当たり障りのない雑学なので久しぶりにブログにもアップします。 真面目な話は、直接メールで特定の方々にお送り致しております。
●定点観測・新宿高層ビルを臨む
●玉川上水遊歩道
(5~6年前、毛虫が多く発生して困るという、アホなPATからの訴えで極端に桜が伐られた。
本来、桜には毛虫がいるのが当然。自然の節理を知らない無知者の横暴、それにたやすく首肯する行政の腰抜け。日本をおかしくするのはこういう「似非民主主義」の跋扈である)
●ソメイヨシノだけではありません これも春景色

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